楽屋のれんはやっぱり良いもの

暖簾って風流ではないですか?

 一言のれんの生地といっても

■楽屋のれん店

■花嫁暖簾

店舗のれん

■ご自宅暖簾

と様々

防炎のれんのエキスパート防炎のれんの京都のれん

入口に風になびきながら佇むのれんの種類による違いはたくさんあるものの風流です。
何だか上質な爽やかさを感じます。
また、今は暖簾と言っても本当に様々。
左右長さが違ったり、技法もインクジェットプリントでつくったり。
伝統と現代の手法が重なってとても自由に想いのものが作れます。

昔ながらのもの。現代のもの。
どちらも素敵に共存出来ればもっといいものができる。
そんな考えがもっと普及したらいいですね。

のれんは、ディズニーランドのような違う世界への入口という考え方

私の中でののれんは、違う世界への入り口である。

店舗のれん
京都ではよく見受けられるが、一元さんお断りのお店。
これこそまさに常連様だけの別世界への入口
楽屋暖簾
役者様が舞台へ上がるときとあがる前
花嫁のれん
育て貰った家とこれから嫁ぐ家への入口

暖簾(のれん)特急サービス・無地のれん3日手描きのれん7日で仕上げます。

加賀藩じゃ常識?石川県伝統の花嫁のれん

花嫁のれんというものはあまり聞き慣れない人もいるかもしれませんが、石川県を中心とした能登地方での伝統です。

元々は江戸時代末期から明治時代にかけた加賀藩での風習で、嫁ぎ先の仏間に掛けられたのれんを花嫁がくぐるというものです。
仏間に掛けることで御先祖様に向けて婚姻の報告をするのが目的の行事です。

のれんは加賀友禅で染められることがほとんどで、嫁いだ先の家紋と共に時間の長さを象徴する鶴と亀が描かれます。
それ以外のデザインは、落ち着いたものから鮮やかなものまで多種多様です。 そののれんはいつまでも掛けられているのではなく、1週間程度で仕舞われてしまいます。

あくまでも婚姻のために使用する道具としての役割であり、婚礼が終わると使われなくなることも少なくありません。ただ加賀友禅の高級品なので、着物のように受け継がれることもあります。 そしてただ婚礼のためだけに使われて、あとはずっと仕舞われたままだともったいないということで、現代では観光資源のひとつにもなっています。

明治時代から代々受け継がれてきた歴史あるのれんを展示する施設があったり、季節のイベントが開催されたりします。実際にのれんをくぐる体験も可能です。

日本における結界の文化の歴史は古い!空間を仕切ることの意味

「結界」という概念は古くから日本に存在する概念です。
その概念はのれんや衝立、障子などによって場所を区切り、礼儀や作法などの知識の有無によって、入ることが出来る・出来ないを区別してきたことにも見られます。

のれんなどで柔らかく区切るのが日本ならではの概念と言えるでしょう。
"のれんなどで場所を仕切る時、そこには空間領域が生まれます。
仏教においてこれは「結界」と呼ばれ、僧侶が形成する特殊な領域のひとつでした

。「結界」のついての定義は、聖典の一部や作法・規則にまとめられており、日本古来から「仕切る」という行為が行われていたことがわかります。
日本はさらにこの考えを深めていき、インドにはなかった意味を生み出しました。
それは、「特殊なエネルギーを保持した神秘空間としての界」という概念です。聖なる領域と俗なる領域を分け、秩序を維持するという大切な意味合いがあります。

この区切り・仕切りという概念は、日本における古神道や神道における神社にも同じ概念が見られるのです。
仏教ではこうしてのれんなどで場所を区切ることで、修行上の儀式や参加メンバーなどの規模や領域などを設定してきました。

そうすることで領域内のメンバーが別の土地にバラバラになっても、「結界」は消滅しないと考えられてきたのです。
これは密教にも見られる特徴で、清浄な領域と不浄な領域を区分するという意味合いが生まれました。

また、修行を行う場所に魔のものや障害が入らないようにするという意味もあったのです。
古神道には、特殊な場所を神の依り代と見立て、森や川・海や山などを禁足地として設定したというケースが見られます。

これは、神域と常世・現世を分離するものと考えられており、「結界」の概念が使用されている一例です。
この考え方はやがて広く日本に広がり、道祖神や祠などが村や集落を守る「結界」の役目を果たすと考えられてきました。

「結界」を作ることで、災厄や病気などから秀句を守ろうという古代の人の知恵とも言えるでしょう。
神道ではこの「結界」を段差で設けたり、しめ縄や鳥居・柵や扉などで示しています。

これも、神の領域と、俗世の領域を区分けする役割があるのです。
「聖なる場所」と「俗なる場所」を結び付けるもの、そしてそれを繋ぐものとして「結界」は古くから存在していました。

現代でも、神様のいる場所はむやみに入らないなど、決まり事があります。 自然信仰でもこのような「結界」は存在し、山岳信仰では女人禁制の山岳や土地があります。日本建築物における襖や障子、衝立や縁側なども「結界」の一部です。

作法や礼儀・知識の有無によって入ることが出来る場所と、出来ない場所が設定されています。西洋のように部屋として強く領域を区切るのではなく、のれんなどを用いて日常レベルで領域を決めるのが、和の考えと言えるでしょう。